一包化加算

一包化加算とは

医者にかかって薬を処方してもらうと、シートに入った錠剤だと、服用するときに必要な文を取り出さなければいけません。

 

しかし、飲む薬が多くなり、朝、昼、晩、食前、食後、食間、というように飲むタイミングが異なると、いつ何を飲めばよいのか混乱してしまいます。

 

特に、多くの持病を持つ高齢者となれば、1日に何条も飲まなければいけなくなり、大変な苦労です。

 

便利だが誰でもやってもらえるわけではない

一包化加算

 

そこで、処方をするときにシートから薬を取り出して、飲むタイミングに合わせて必要な薬をひとまとめにする作業をすることがあります。
これが一包化というものです。

 

ただし、薬を処方してもらう人が誰でもこの一包化をしてもらえるわけではありません。

 

何種類もの薬を、1ヶ月分まとめるとなれば、薬剤師の手間は膨大となり、通常の業務に支障を来してしまうからです。

 

そこで医師が、この患者には薬をその都度シートから出すのは難しいので一包化するようにと、処方箋に指示を書いた時に作業を行うことになります。

 

もちろん、一包化というのは薬剤師に負担をかけるものですから、基本的にサービスで行うのではなく一包化加算ということで、普通の料金よりもいくらか加算されることになるのです。

 

例外的に医師の指示がなくても、薬剤師が一包化することもあります。

 

何故というと、医師の指示というのは調剤報酬に組み込む時の基準なので、薬剤師が自らの意志でサービスする、すなわち調剤報酬に加算しないということであれば、問題はないのです。

 

一包化加算はどのように計算されるのかというと、薬の量の多い少ないではなく、何日分の薬を一包化するのかということです。

 

より詳しい条件としては、「2剤以上の内服薬、または1剤で3種類以上の内服薬」を処方された時に、投与日数に応じて調剤報酬に点数を算定する事ができるとしています。

 

薬の中には、シートから出すべきではないものもあります。
そのようなときには、その薬を除いて一包化した時、条件をみたすならば、一包化加算をする事が可能です。

 

また、同じ薬でも規格違いというものあり、それは大抵の場合1種類として考えますが、地方によっては別にするところもあります。

 

便利な制度だが負担金も大きくなる

一包化加算

 

この一包化加算の問題点は、服用はしやすくなるものの、料金が高くなることで患者の負担が大きくなることです。

 

患者の負担は1割負担、3割負担と、個別に違いますが、継続して処方をしてもらうとなれば、その金額はかなりの額になります。

 

その点を考慮して、薬局に行きやすくなるよう2016年調剤報酬改定にて、一包化加算は引き下げられることになりました。

  このエントリーをはてなブックマークに追加

 
TOPページ 通信講座比較 仕事内容 将来性